子供の頃の夢

先日、子供の授業参観に行った。
将来のことや夢について、一人ずつ発表する授業だった。
それぞれいろんな夢ややりたいこと、思いがあって素晴らしかった。
自分はどうだったかな?
子供の頃に思っていた大人になれてるかな?
小学校の卒業アルバムを見てみた。
小さくやせっぽちだったなあ。
小6で141.2cmしかない。
女の子より小さかった。
うちの子は158cmあるから結構違うな。
「球技」が好きで、性格「ひょうきん」は笑える!
今、ひょうきんって使うのかな?(笑)
本題の夢は「お店を開く」と。
実は、飲食店を開きたかった。
子供の頃、時々、料理の手伝いをしていた。
簡単なものを家族に作ったりもした。
カレーや炒め物とかだったと思う。
「美味しい!」と喜んでもらうのが嬉しかった。
単純だ。将来、コックさんになりたいと思ったのだ。
いくつかの飲食店でアルバイトをし、調理より接客の方が楽しくなった。
喜んでもらうことやチームワークで仕事をすることが好きだった。
しかし、中学、高校と時が経つに連れ、夢は「映画監督」に変わった。
そして、大学卒業後、映画やテレビドラマの助監督になった。
それでも、老後、監督を引退したら、カフェでも開くかなぁ、なんて思ってた。
そんな中、作品と作品の間に、旅行が好きでいろんな国に行ったりもした。
イスラエル、パレスチナは紛争している時期に行った。
撃ち合いがあった近くのレストランで、食事やお酒を楽しんでいる人々を見た。
当たり前のことかもしれないけど、紛争地域でもみんな同じだ。
家族や友人が大切で、食事やお酒は楽しい。
そんなことを伝えたい。人間ドラマを。
個人的に戦争映画を格好よく演出するのが好きじゃない。
所詮、殺し合い。悲惨なはずだ。お互いに殺したくも、死にたくもないはずだ。
アクション映画やホラーよりも、ほのぼのとした映画や考えさせられるものが好きだった。
自分が撮るなら、ちゃっと優しくなれるような、夢を思い出させるような映画が作りたかった。
「明日も頑張ろう!」とか、久しぶりに親や友達に連絡取りたくなったりするような。
世界で、身の回りで、いろんな人の、いろんな環境、いろんな側面がある。
何かを伝えたかった。そして、楽しんでほしい、喜んでほしい。
そこで、思った。
飲食も、映画も一緒だ。
喜んでほしいんだ。幸せそうな顔が見たいんだ。
映画やテレビを見ている人の喜ぶ顔は見られないけど、飲食店なら直に見られる。
店内の雰囲気も、照明も、音楽も、装飾も、衣裳(制服)も、メニューも演出だ。
客席はスタッフにとって舞台だ。
ということで、多国籍料理店に辿り着いた。
地元の越谷で開きたいと、南越谷に。
コックさんじゃないけど、お店を開いて、喜んでもらえることが嬉しくて。
笑ってほしくて、ひょうきんなことをして(笑)。
野球やサッカーみたいに、チームワークでやるのが好きで。
結局、根本は変わってないんだな。
まだ夢の途中だ。たくさんの人を喜ばせなきゃ。
コロナ禍の分、これから精一杯がんばるぞ!

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