《どうしてパンゲアを始めたのか?》

思いを書いたので、こちらにもシェアしたいと思います。
《どうしてパンゲアを始めたのか?》
昨日、店を始めた時の話なんかをしていたら、いろいろ思い出した。
映画監督を目指し、助監督をしながら、色々な国を旅したりしていた20代後半。
綺麗な海、サファリの野生動物に古代遺跡、大都会、スラム街など、いろいろ行った。
そんな中、貧しい地域や紛争地域でも、楽しそうにお酒を飲んだり、食事を楽しんでいる光景を見た。
食事を楽しむのって、どんな人たちにとっても幸せなことなんだって思った。
監督して、爺になってリタイヤしたら、カフェとかバーとかやりたいな。
そんなことを思ったのがきっかけかな。
結局、監督になる前に始めちゃったけど。
映画、テレビの仕事と飲食店って、全然違うのになんで?って聞かれる時がある。
でも、自分ではあまり違うと思ってない。
店内の雰囲気、装飾、照明、音楽、メニューブックは演出。
客席は舞台、ホールスタッフはキャストだ。
楽しんで帰ってもらうことが目的なのは変わらない。
更に、何かを伝えたい、感じてほしいっていう気持ちもある。
パンゲアを単なる食事の場とは思っていない。
例えば、韓流ドラマを好きな人が韓国と戦争したいと思うだろうか?
オーストラリアに友人がいたらどうだろう?
スペイン料理が好きならどうだろう?
嫌いという感情、敵意を感じることは、知らないということ、遠くに感じること。
少しでも他国に興味を持ったり、身近に感じてほしい。
それが争いを減らすことに繋がる、そう思ったからこその「多国籍料理店」だ。
オープンした16年前より、海外旅行や多国籍料理、世界のビールが身近になった。
コロナ禍で旅行は減ったし、ロシアのウクライナ侵攻は止められなかったけど。
そんなことを思い出した。まだ自分もパンゲアも旅の途中。
頑張っていこう!改めて思ったよ。

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